炭素質コンドライトのマーチソン隕石(1.58g：約16-10-8mm)を出品致します。マーチソン隕石は、1969年9月28日に、オーストラリアのマーチソンに落下しました。回収量は約100kgとされています。炭素質コンドライトには気体に成りやすい成分が多く含まれており、形成時に近い状態を保っていると考えられています。ネズミ色の粒はコンドリュールと呼ばれており、このコンドリュールを含む隕石をコンドライトとされています。所々に認められるオレンジ色の斑点は赤錆で、隕石に含まれる鉄ニッケル合金が大気中で酸化した部分で、マーチソンには顕著に認められます。マーチソン隕石は、アミノ酸などの有機化合物が初めて確認された隕石として知られています。最近の研究によると、見つかったアミノ酸が、現在の地球上の生物を構成しているアミノ酸の始まりと考えても矛盾しないことが判明しました。また、誕生時の地球は高温であるので、アミノ酸が形成されにくい環境であったと考えられことから、生命の源は、隕石によって地球外からもたらされたと考えられる元になった隕石です。現在、マーチソンは入手困難なため、g単価はかなり高騰しています。今回は相場の4割引きで設定しましたので、ご検討頂ければと思います。発送は、レターパックを予定しています。